2015年2月21日土曜日

続・ユーフォルビアの種

今年はユーフォルビアの受粉を試みましたが、まず、受粉をしようにも花の仕組みがよくわかりません。
なんとなく見ていると、花粉が付いている花と付いていない花があります。雄花と雌花が別なのでしょうか?

さらにしばらく見ていると、雌花っぽいのと雄花っぽいのの数が記憶していた数と合わなくなってきます。
どうも、
 開花
 めしべが出る(この間に受粉)            この期間雌花っぽく見える
 めしべ引っ込む
 おしべが出る                      この期間雄花っぽく見える
 枯れる(受粉できていれば実ができる)
という仕組みの様子。
(雌性期・雄性期と呼ぶようです。)

花が複数株同時に咲いてしまうと、めしべばっかりでつける花粉が無かったりとなかなか受粉のタイミングが合いません。



サボテンオークション日本で扱っているユーフォルビアの中ではヘディオトイデスだけ例外で、ずっと観察していても、雌花が咲いている株は花の季節の間ずっと雌花しかつけません。
雄花が咲く株はずっと雄花をつけています。

芋部が10cm以上の株を4本種取り用に用意してあり、そのうち3本が昨年の夏に雌花をつけた株でした。
暮れあたりからまた花をつけ、現在は雌花が咲いている株が2本雄花が咲いている株が2本です(夏と同じ株4本です)。
雌株と雄株が固定されているわけでもないようです。雌花が咲きやすい株があるように感じますが、サンプル数が少ないのでなんともいえません。

花の時期が長く、花数が多い(1株あたり100以上花が付きます)うえ、雄花雌花が分かれているので、他のユーフォルビアに比べ受粉がしやすいです。
雌花が咲いている株と雄花が咲いている株が揃いさえすれば。

受粉は綿棒を使いました。
花の時期については、まだ日本の四季に順応しておらず正しい時期に咲いていない可能性もあります。
(なお、完売が早かったためうろ覚えなマハボボケンシスも同じタイプの花だったような記憶があります。機会があれば確かめたいです。)


パキポディオイデスは失敗しましたが、ヘディオトイデスの種は回収できました。
袋をかけておいてよかったです。